一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

Q77 4月に発刊された「疾患別検査ガイド 肝疾患2017」の診断フローチャート に準拠し新設された検査項目 FIB-4index の臨床的意義と依頼方法を教え てください。

A77

FIB-4index は、NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)の診断や経過観察において重要な肝線維化進行度を簡便に予測できる計算式です。
計算項目は AST・ALT・血小板数(末梢血液一般検査)・年齢の4つからなり、当検査センターにおいて自動計算された数値をお返し致しますので、ご依頼の際には検査依頼書Ⅰの欄外項目欄に FIB-4index とご記入ください。
また、FIB-4index は検査依頼書Ⅰにプレプリントが出来ます。ご希望の場合は営業担当またはコールセンターまでご連絡ください。
<留意点>
① FIB-4index を依頼されますと、AST・ALT・血小板数(末梢血液一般検査)を自動的に発生させます。
② 血小板数に凝集ありとコメントがあった場合は、FIB-4index は参考値となります。
③ 数値基準については疾患別検査ガイドのフローチャートをご参照ください。
*臨床検査センターインフォメーションNo.2017-23 参照

 

 

Q&Aは広島市医師会会員及び当検査センターをご利用の医療関係者(医師、看護師、臨床検査技師等)を対象に臨床検査に関わる情報を提供しています。掲載する情報は、一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。