部門紹介

  • 検査部門
  • 営業部門
  • 事務部門
  • 医療安全

検査部門

生化学分野

 検査に入る前の前処理機(自動分注機)では1日平均2,600検体を13分類、総数約5,000検体に分注しています。検査機器では、自動分析機6台で1日平均2,300検体、処理テスト数にすると約40,000件の検査を行っています。主要な機器は、故障時のバックアップができるよう2台配備してあり、測定した検査データは、システムチェックを経て迅速かつ正確に報告されます。また、均質で精度の高い検査を維持するため、日々、分析機のメンテナンスを実施しています。
 医療機関の診断に役立つよう新規項目導入や外部委託している項目の見直しを常に行っています。
 検査報告データより依頼項目追加の指示を可能にするため、血清検体は2週間保管しています。

免疫血清分野

 輸血関連検査としては、血液型、交差適合試験、直接・間接抗グロブリン試験を実施しています。
 感染症検査は、B型・C型肝炎ウイルス検査、性感染症(HIV、梅毒)、風疹及びマイコプラズマ抗体価の検査、感染症以外では、フェリチン、抗CCP抗体、PIVKA-ⅡやCA15-3の検査を実施しています。当部門の検査は、人命に直結するものや社会的意義の大きいものが多いため、試薬・分析機の厳密な精度管理及び技術と知識の向上に努めています。

先天性代謝異常分野

 厚生労働省による広島県、広島市の行政事業としての先天性代謝異常マススクリーニングを受託している県内唯一の検査機関です。広島県内で出生した全新生児を対象としており、踵からの採血を染み込ませた濾紙を検体としたマススクリーニングにより早期発見・早期治療することで障害の発症が防止できる非常に重要な検査です。有機酸代謝異常症や脂肪酸代謝異常症、アミノ酸代謝異常症など19疾患の検査を行っており、精密検査および治療機関である広島大学医学部小児科と連携し、新生児医療に貢献しております。

血液一般分野

 血液一般検査は、1日に約1500~2200検体を自動血球分析装置XN-3000 2台でスクリーニング測定を行い、正確、迅速にご報告しています。システム的に異常値と判断した場合は、血液塗抹標本を作製・鏡検し、個々の細胞に異常がないかを観察します。その結果から炎症、感染症、貧血、血液造血器腫瘍などが判ります。なお、白血病等の血液疾患が疑われた場合や緊急報告検査値は至急ご連絡いたします。凝固線溶系検査は抗凝固療法のモニタリング、出血傾向や血栓症などの予防や治療のためにご利用いただいております。

尿一般分野

 尿一般分野は、尿沈渣やヒトヘモグロビン検査を主とし、病院ではあまり行われない検査である血液以外の一般検査、寄生虫卵検査も行っております。そのような特性から主観が入る検査が多いため、日々、鏡検の目合わせなど内部精度管理に力を入れており、研修会・学会にも積極的に参加し常に最新情報を取得しています。尿沈渣ではJCCLS(日本臨床検査標準協議会)のガイドライン「尿沈渣検査法 GP1-P4」に従い鏡検を行い、基準範囲を超えた場合、おのおのの特性を生かしS染色(ステルンハイマー染色)標本と無染色標本との併用から、異型細胞検出率の向上、糸球体型赤血球の有無などを確認しています。

病理分野

 内視鏡や手術により摘出された組織材料から顕微鏡標本を当検査室で作製し、広島大学大学院分子病理学研究室の病理専門医が病理診断(良悪性の鑑別、病変の本態や病変の広がり、治療効果や予後の判定など)を行っております。
 より正確な診断を行うため病理医の指示のもと各種免疫染色も行い、総合的に判断し報告しています。
精度の高い病理標本を作製するため標準化を目指し、内部精度管理に努めるとともに、バーコード管理による検体取り違え等のエラー防止策も徹底して行っています。

細胞診分野

 婦人科・呼吸器・泌尿器・甲状腺・乳腺・体腔液などあらゆる検体を検査しております。当検査センターは、地元検査センターの強みとして、近距離輸送による迅速処理により変性の少ない標本作製が可能です。センター受付日を含め2日(至急の陰性)~7日(疑陽性、陽性)での精度の良い迅速報告が可能です。係内の検査士は、国内の細胞検査士に加え国際細胞検査士も全員が取得し、細胞診指導医のご指導のもと、学会発表にも積極的に取り組んでいます。また、「日本臨床細胞学会認定施設」に認定されており、精度向上のため、細胞診指導医と定期的なディスカッションを行っており日常業務に生かしています。

細菌分野

 細菌検査は塗抹検査、培養同定検査、薬剤感受性検査、遺伝子検査を行っており、迅速な報告を目指して一般細菌では通常、ご依頼日より3日目で結果報告しています。培養同定検査は血液などの無菌検体からの検出菌、また感染症法に関連する病原菌など重要な報告は検出と同時に連絡しています。薬剤感受性検査は、菌種別に有効と思われる薬剤をセンター基準セットとしてご用意し、MIC(最小発育阻止濃度)とSIRのカテゴリーを併記し報告しており、耐性菌検出時は耐性菌コメントを付記し報告しております。広島市衛生研究所など行政と連携を図ることにより、届け出が必要な感染症は速やかに確認ができる体制が整っています。その他、会員支援として、検出菌や薬剤感受性の統計資料などの情報提供やホームページ上に細菌検出状況の掲載を行っております。

検診係

 広島県内の学校検診を行政と協働で実施。学校検診では学童・生徒を対象に尿検査・心臓検診・姿勢検診を正確・安全に行い疾患の早期発見・早期治療が行えるよう迅速な結果発送につとめています。また、専門医の協力のもと判定会や検討小委員会を開催しています。その他にも企業社員の検診や便検査、鼻鏡・耳鏡のレンタル、原爆健診請求代行なども行っています。

営業部門

集配営業係

 当検査センターの顔として、親切・丁寧・正確な業務を心がけています。
 当検査センターのエリアは、広島市とその周辺地区医師会です。ご利用医療機関は、1000施設以上となり、1日2回の検体収集を実施しています。
 集配営業係員が検体収集した時点から当検査センターの精度管理はスタートします。そのため、正確かつ迅速な検体収集が実施できるように、業務の標準化に取り組んでいます。

集配営業係(営業担当)

 医療機関が抱える様々な問題を共有して、問題解決の真のパートナーを目指しています。
臨床検査センターの顔として『フェイス・トゥ・フェイス』を基本に、先生方にお会いして様々なご意見・ご要望を直接お聞かせいただいています。それらは、『診療支援』、『経営支援』、『職場支援』につながるような新しいサービスを提案できるように所内で検討していきます。最近では、『診療支援』として疾患別検査ガイドの発刊、検査データ手帳の配布、『職場支援』では、院内の5S活動の導入支援のサービスを開始しています。その他では、世代交代や新築移転に伴いシステム案件のご相談も数多く承っています。

集配営業係(受付・入力担当)

 医療機関からお預かりした検体の受付・入力作業を行っています。検査依頼の数は、1日約4,000件になります。検査依頼書をはじめ、各種電子カルテ・オーダリングシステムに対応したFD、USB及び2次元バーコードのデータ取り込みを行っています。検査依頼書は、OCR(光学式文字読取装置)で読み取り、その後に病院名、カルテ番号、患者氏名などの患者情報や検査項目など正確に受付しているか確認し、至急検査の依頼時は専用要員により迅速に作業しています。

コールセンター

 様々なお問合せ・ご要望の受付窓口として、会員の先生と臨床検査センターとをつなぐパイプ役として、親切で丁寧な、且つ正確で迅速な電話応対ができるように日々取り組んでいます。
 コールセンターには、1週間に約2000本以上の入電があります。検体収集のご依頼や検査結果の問い合わせ等が主な内容ですが、検査項目に関するお問合せも数多くいただいています。専門的な内容の場合は、二次対応として検査技師が対応しています。
 よくあるお問い合わせは、当検査センター広報誌の『こだまQ&A』に掲載し、広く会員の先生方に情報発信しています

事務部門

システム管理課
~医療機関と臨床検査センターとの間を
システムで繋ぐ~

 医療機関へ、検査オーダリングシステム「HOSTIA」、検査結果閲覧システム「WOLF」、PDF報告書閲覧システムなどを導入する業務を行っています。また、電子カルテと臨床検査センターとの連携(検査依頼と結果報告)も行っています。
 その他、日々の報告書の作成や結果データ送信などの報告業務、臨床検査センター全体のシステム管理なども担当しております。

総務企画課

 会議の開催業務、文書の管理、規則類の整備、物品の購買管理、特定健康診査の請求代行、職員の労務管理等を行っています。また、人事、採用に関する業務も行っています。
 どの部署にも当てはまらない業務や突発的な業務が持ち込まれますので、日ごろから全体の動きに注意を払い、臨機応変に対応する必要があります。訪問者されるお客様にも、職員の問い合わせにも、いつも笑顔で対応できるよう心がけています。

経営管理課

 経理業務及び経営面での管理業務を担当しています。
 医療機関へ検査料金を請求する業務、日々の経理業務、予算や決算に関する業務を行うとともに、経営計画の策定と管理業務を行うことを通じて、臨床検査センターの安定した経営基盤確立を目指しています。

医療安全

医療安全管理室

 「人は誰でも間違える」事を前提に平成22年に医療安全管理室を設置し、医療安全管理を推進し、医療の質の向上に努めています。リスクマネジメント委員会では、インシデントレポートの収集と分析、現場へのフィードバックを行い、また、職員への教育研修を行っています。平成24年からは5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)にも取り組み、見た目をキレイにするだけではなく、活動を通じあたりまえの事ができるひとづくりを実践しています。平成26年から医療機関に向けの5S見学会も開催しております。