一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

Q121 採血困難な方で、HbA1c(ヘモグロビンA1c)を依頼したいのですが、血液量はどのくらい必要ですか?

A121

規定量は「血糖用容器(E)」に2mLとなっています(写真①)。

検査に必要なのは赤血球です。必要量の目安としては、遠心分離後、赤血球部分が容器の底から1cm必要です(写真②)。

検査ができない場合は、提出医療機関に『検体が少量のため検査取り消し』となる連絡をし、報告書にその旨のコメントを付記させていただいております(当検査センター全体で1週間に2-3件あります)。

これ以外にも、凝固、強溶血の場合も検査困難なため、検査取り消しの連絡をしています。

なお、血糖高値のためHbA1cの追加検査を依頼される場合があるかと思いますが、検体の保存期間(6日間)は追加依頼を承っております。

 

 

担当 生化・免疫係

 

 

 

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