一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

Q101 腎機能評価の計算項目は推算GFR(eGFR)と推算クレアチニンクリアランスのどちらを用いても良いですか。

A101

推算GFReGFR)と推算クレアチニンクリアランスは血清クレアチニン測定のみで腎評価できる簡便な計算項目であり、どちらも糸球体濾過量を計算しています。ただし、計算式の特性上、以下の通り使用目的が異なります。

 

①推算GFReGFR

<主な目的はCKDの診断>

腎機能評価のための計算式であり、日本人の平均的な体表面積に補正された数値となります(基準範囲の設定のため)。従いまして、腎機能低下時に注意が必要となる薬剤の投与量の設定には使用できません。

 

②推算クレアチニンクリアランス

<主な目的は薬剤投与量の設定>

腎能力評価のための計算式であり、実際のその患者の糸球体濾過量の数値となります。

 

これらの計算式では、血清クレアチニンを用いるため、極端に筋肉量が減少している患者では、数値が過大評価される可能性があるため注意が必要です。

 

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