一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

Q62 百日咳菌抗体検査(EIA法)の結果は、どのように解釈したらよいでしょうか。

A62

百日咳菌抗体検査(EIA 法)は、百日咳菌から分泌される百日咳菌毒素(PT抗体)と菌体表面に存在し、接着因子の一つとして宿主への感染に関与する線維状赤血球凝集素(FHA 抗体)のそれぞれに対する IgG 抗体を測定するものです。
発症後4週間経過すると PT 抗体、FHA 抗体共に90%以上で検出可能です。
ただし、FHA 抗体は、パラ百日咳菌など他の菌体にも存在し、交差反応が認められるなど、特異性に欠けるため診断には用いません。したがいまして、百日咳菌に最も特異性が高い PT 抗体を、診断に用います。

 

▼百日咳抗体(判定の仕方)

出典:『日本呼吸器学会 咳嗽に関するガイドライン第₂版 2012.07』35ページの図Ⅶ-10 百日咳診断のフローチャートの一部改変

 

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