一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
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新規実施項目のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたび、新たに下記の項目が受託可能となりましたのでご案内いたします。

ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

■実施日 令和4年2月1日() ご依頼分より

 

■新規実施項目

 

①15歳以下の小児におけるアトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として、月1回を限度として算定する。

② 「TARC」と「SCCA2」を同一月に併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

 

<注意事項>

他項目との重複依頼は避けてください。

唾液・フケ・皮膚(表皮)・毛髪・爪などの混入により高値傾向を示す場合がありますので、検体の取り扱いには充分にご注意ください。

 

詳細については以下をご覧ください。

 

●SCCA2

アトピー性皮膚炎の診断と重症化予測に有用なマーカーです。


SCCA2は、serpinスーパーファミリーに属するセリンプロテアーゼインヒビターであり、主に上皮細胞から産生されるタンパク質です。アレルギー性の炎症に関わるTh2サイトカインの一つであるIL-4およびIL-13で気道上皮細胞を刺激した際に発現が上昇するタンパク質として同定されました。

小児アトピー性皮膚炎患者におけるSCCA2値は、その重症度に応じて有意に上昇していることが報告されています。本項目は、小児アトピー性皮膚炎の重症度の指標として有用なマーカーであることが示唆されています。

 

 

 

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