一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
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新規実施項目のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたび、新たに下記の項目が受託可能となりましたのでご案内いたします。

ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

■実施日 令和2年12月3日 () ご依頼分より

 

■新規実施項目

※他項目との重複依頼は避けてください。

本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

 

■受託中止項目

令和2122()依頼分をもって受託中止とさせていただきます。

 

 

詳細については以下をご覧ください。

 

 

●サイトメガロウイルス核酸定量

移植後などにおけるCMV感染症の判定補助に有用な検査です。


サイトメガロウイルス(CMV)感染症には、先天性CMV感染症、幼児期を中心に感染する後天性CMV感染症、臓器移植患者における日和見感染によるCMV感染症があります。特に移植患者ではCMV感染症は極めて注意を要する合併症のひとつであり、CMV感染症の早期発見や早期治療の重要性が認識されています。

従来、CMV検査として、pp65抗原を検出するアンチゲネミア法が主に用いられておりますが、CMV核酸定量検査が保険適用されたことから、高感度・迅速性・高精度を実現するDNA定量検査のニーズが急速に高まってきています。加えて、血漿を用いたDNA血症検査(リアルタイムPCR法)とCMV抗原血症検査(C7-HRPあるいはC10/C11法)によるCMV再活性化のモニタリングにおける有用性を比較した検討が国内でなされ、リアルタイムPCR法によるDNA血症検査は、CMV抗原血症検査と同等もしくはそれ以上の有用性があることが示されています。

本項目により、血漿中のサイトメガロウイルスDNAを検出し,CMV感染症を早期にかつ迅速に診断することが可能となります。

 

 

 

 

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