一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
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新規実施項目のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたび、新たに下記の項目が受託可能となりましたのでご案内いたします。

ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

 

■実施日 平成30年 3月 25日 () ご依頼分より

 

■新規実施項目

 

■受託中止項目

今回の新規受託開始に伴い、下記項目は平成30324()依頼分をもって受託中止とさせていただきます。

詳細については以下をご覧ください。

 

●便中カルプロテクチン〔FEIA

炎症性腸疾患の診断補助、潰瘍性大腸炎の病態把握に有用な腸管炎症マーカーです。

便中カルプロテクチンは、腸管の炎症度を反映する非侵襲性のマーカーです。これまで、保険適用範囲は「潰瘍性大腸炎の病態把握の補助」に限られていましたが、FEIA法で測定した場合、「慢性的な炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病等)の診断補助」としても使用可能となりました。炎症性腸疾患が疑われる症例について腸管炎症の有無を判別することで、より効率的な内視鏡検査の実施および診断に貢献することが期待されています。

 

● 脂肪酸分画(24成分)

新たにDHA/AA比、(EPA+DHA/AA比、およびω3/ω6比をご報告いたします。

食生活の変遷を背景に、血中必須脂肪酸の構成割合と動脈硬化性疾患との関係が注目されています。一般的に、アラキドン酸(AA)は動脈硬化を促進、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は抑制するといわれています。

本項目では、EPA/AA比に加え、新たにDHA/AA比、(EPA+DHA/AA比、およびω3/ω6比をご報告いたします。これらの値が低い場合、動脈硬化性疾患の発症リスクが高くなる可能性があることから、心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳卒中のリスク等、病態把握や経時的変化の指標として期待されています。

※容器G(ヘパリン入り)は中止となりますので、容器Xでご提出ください。

 

 

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